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2006.03.26

ひとり遊び

ひとりで遊ぶということには、
ちょっとした気恥ずかしさがある様に思います。
寂しさ、というか「寂しい」と周りから見られるんじゃないかという不安感。

昔、僕の父も東京で一人暮らしをしていました。
品川に住んでいた父は、休日になると、
ほんの少しの小銭を手に、新宿あたりまでよく散歩したらしいのです。
「新宿行って何するってわけじゃないけど。
 途中、公園で缶ジュースでも飲んで、
 新宿着いたら色んなもん見て、
 また歩いて帰って来る。それがお父さんの遊び。」
父が以前、そう話してくれたことがありました。
僕の思いとは裏腹に、ひとりで遊んでいたその頃を
楽しそうに語る父の口ぶりに「寂しさ」は感じられず、
「何かいいなぁ」って思いました。

gil.gif

カッコいい絵本って感じです、僕にとって。
なんせタイトルからして、
「ジルベルトとかぜ」ですから。
マリー・ホール・エッツ 作  たなべいすず やく

風と遊ぶ少年のお話。
風の声に呼ばれると、ジルベルトはいつも外へ飛び出していく。
風は大きくて強いから、
ジルベルトのことなんておかまいなしで、ただ吹き続けるだけ。
そんな風を「大きな相棒」に見立てて、向かっていくジルベルト。
遊ぶというよりはむしろ、風との一対一の真剣勝負。
たまには「かぜくん!」なんて話しかけたりしてるけど、
それよりもっと多くの言葉を、
ジルベルトは自分に向けて呟いているんだと思う。

風と遊ぶふりして、自分自身の「想像力」と遊んでいるんだ、本当は。
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この記事へのコメント
まるみんさん、ありがとうございます。
妹さんに読み聞かせ、優しいお姉さんですね。

「もりのなか」、僕も大好きです。
イラストもストーリーも(値段も)、何回読んでも全部いい!
最後にでてくる「お父さん」がまた、判ってらっしゃる。子どもの世界を。
映画じゃないけど「大人は判ってくれる」んですね。(笑)

個人的には続編の「またもりへ」の方が好みです。

まるみんさん、よい絵本が身近にあって、
幸せな絵本体験をして来られたようですね。
Posted by littleblue at 2006.04.11 23:41 | 編集
> 「ジルベルトとかぜ」は子どもの頃に読んでもらっていたのですか?
読んでもらったのではなく、自分で読んだのだと思います。
考えてみたのですが、いつ読んだのかは思い出せない・・。
絵もお話も覚えているので、少し大きくなってから、
8歳下の妹へ読み聞かせてあげたものかもしれません。
「もりのなか」はかかりつけの小児科の待合室にあったのを覚えています。
そこは定番の絵本がたくさん。
「おおきなかぶ」とか「ぐりとぐら」とか「だるまちゃんとてんぐちゃん」とか。。
その中で、いちばんのお気に入りが「もりのなか」でした。
Posted by まるみん at 2006.04.11 16:57 | 編集
まるみんさん、通いつめて下さっていたなんて・・・ うれしい。

まるみんさんも「ひとり遊び」、お好きでしたか。
「風の音を感じたり・・・」、たぶんその時に刻まれた感覚が
まるみんさんのブログに心地よく影響しているのでは?
色使いやたたずまいから優しい風の様なものを感じます。

「ジルベルトとかぜ」は子どもの頃に読んでもらっていたのですか?
「もりのなか」もよく考えれば「ひとり遊び」的な要素がありますよね。
作者のエッツは相当のひとり遊びの達人だったのでしょう。(笑)

さっきそちらのブログも拝見したのですが、旅行に行かれるようですね。
お気をつけて、めいっぱいふたり遊び(?)楽しんで来て下さい。
そしてここがまた、まるみんさんにとって
「想像力」と遊ぶためのきっかけになれたら、と思っています。
Posted by littleblue at 2006.04.09 00:45 | 編集
はじめまして。
先日は遊びに来ていただいてありがとうございました。

ここ数日、こちらへこっそり通いつめ、
過去の記事などもいろいろ読ませていただきました。
うまく言葉にできないのですが、
子どもの頃に感じた気持ち、忘れていた小さなできごと・・
いろいろ思い出させてくれました。

ところで、私もlittleblueさんのお父さまと同じように、
1人であてもなくぶらりと散歩するのが好きです。
誰かと一緒に遊ぶのとはまた違う楽しみがあるものですよね。
子どもの頃もよく1人で散歩をしながら、
風の音を感じたり、自分だけの遊びを考え出したり、
空想をくり広げたりしていました。
大人になった今も、時々そんな1人あそびをしています。
私も自分自身の「想像力」と遊んでいるのかもしれませんね。

「ジルベルトとかぜ」懐かしいです。読み返してみたくなりました。
「もりのなか」と同じ作者だったのですね、知らずにいました。
Posted by まるみん at 2006.04.08 20:21 | 編集
jasuminさん、読んで下さってありがとうございます。
何故この絵本と出会ったのか?
う~ん、難しい。
この作者、エッツってかなり有名で、この本の他にも
「もりのなか」や「わたしとあそんで」等がよく評されています。
たぶん、最初は絵本について書いた本での出会いだと思います。
(すんません、あまりドラマチックな出会いじゃなくて・・・)
珍しい紙の色とか、表紙の優しい黄色とか、何故か好きでした。
表紙の裏の表情は「たくらみ」のようなものを感じて、使いました。

かぜは吹くんじゃなくてそこに「居るか居ないか」。
本当だ。そういう書かれ方ですね。
大自然の中の一部ではなくて、
ただ、自分の目の前に在るか無いか。
それも子どもの捉え方って感じがするのですが、どうでしょう?
jasuminさんの場合、スープだけじゃなすまなそうですね。(笑)
色々に工夫された(あのお弁当の様に)料理がテーブルに・・・
(ちなみに「スープ」がドイツ語で「ズッペ」です、以前そちらに書き込んだ)
Posted by littleblue at 2006.04.02 19:06 | 編集
初めて読んでみました。(さっき図書館で借りてきましたよ。)
littleblueさんは何故この絵本と出会ったのでしょう?
このカッコイイ少年も表紙の裏に描かれていたし、表紙だって特別じゃなさそうだし・・・。
この絵本、とても好きになりました。風に意思があるかのごとく描かれているのですね。子供を知る人が書ける内容なのかな?
ん、よくわからない(笑)最初に「あ、好き!」と思ったのは『もちろんかぜはしってるんだ、どのふくもかぜにはちっちゃすぎること。』
かぜは吹くんじゃなくてそこに「居るか居ないか」。そうかも(笑)
ジルベルトが家に帰ったら、温かいスープが待っていてくれるといいな。
Posted by jasumin at 2006.04.02 16:55 | 編集
フラニーさん、はじめまして。ありがとうございます。
そうそう、この絵だけですね、こんなに強い目してるのは。

この結論、ぼくは記事では書いていないのですが、
コメントくれた皆さんが発展させてくれて、
ちょっと深くなることができました。
フラニーさんにも来てもらえたし、こういうのも嬉しい!

お子さんもフラニーさんの「フカフカ」を感じているから、
「ジルベルトとかぜ」を読んで楽しめる心を持っているんですね。

僕も今度、遊びにいかせて頂きます。
Posted by littleblue at 2006.03.29 02:09 | 編集
はじめまして。
こうめさんのブログで紹介されていて、
おじゃましてみました。

「ジルベルトとかぜ」子どもも私も好きで
よく読んだのに、こんなにかっこよい男の子だっけ?
と、ちょっとびっくりです。

一人遊びは、近くに頼れる誰かがいてこそ!に
うんうんと頷いています。
みなさん、心がフカフカにやわらかくて、
うらやましくなってしまいました。
Posted by フラニー at 2006.03.28 22:52 | 編集
こうめさん、再来ありがとうございます。

こうめさんの「没頭」は、ほぼ「達人」の域ですね。
弟子入りしたいくらいです。
あ、やっぱ遠くから見ているくらいでいいかな。(笑)

本当にひとりぼっちだったら、楽しむ余裕持てませんよね。
寂しさを紛らわすことに精一杯。
ジルベルトにも、きっと風と遊ぶ「やんちゃ」を
ずっと影で見守っていてくれる親がいるんでしょうね。
だから思う存分ひとりの時間も楽しめる。
「ダンナサン」に感謝ですね!(←余計なお世話?)
Posted by littleblue at 2006.03.27 19:28 | 編集
jasuminさん、「水の気持ちもわかる」って面白いですね。

そうですね。子どもって独りでも二人でも大勢でも、
あんまり関係ないかもしれないですね。
ただ、その時楽しいことを見つけて必死で遊んでる。
さすが!さては、jasuminさんも「元子ども」ですね。(笑)

代々木公園、たまにフリマを見に行きます。
個人的に、ぼ~っとするのには皇居近くの公園(?)を使ったりします。
Posted by littleblue at 2006.03.27 19:19 | 編集
ganbaさん、ありがとうございます。
毎晩の夜更かしは、この「没頭」の成果ですね。(笑)

自分が本当は何が好きかって、わかりにくいことがありますよね。
特に大人になると。
確かに周りにいつでも受け入れてくれる人がいるからこそ、
安心して独りでいれる。
ganbaさんの様に、ゆっくりとそれに気付くことが出来た時、
周りの人への感謝と共に、本当に優しくなれるのでは。

リンクの件、よろしくお願いします。
Posted by littleblue at 2006.03.27 19:13 | 編集
あ・・ひとり遊び、わたしもとっても得意です。
旅行も、ひとりか、それぞれの時間で過ごせる人じゃないと、落ち着かなくて。
自分の妄想に涙がでるほど笑いがとまらなくなることも・・
あら、これは、あぶない・・ですかね。

でも、上のganbaさんがおっしゃっていることに、強く共感!
本当にひとりぼっちだったら、こんな風にのんきに楽しめないです。
しっかり、つかまえておいてくれる人々あってこそ、ですよね。

「ジルベルトとかぜ」の解釈、
短いけど、ズバッて決まってますね~
Posted by こうめ at 2006.03.27 08:27 | 編集
あ、忘れてた。
この子、たまらなくかっこいいね。
さぁ、行こう!
Posted by jasumin at 2006.03.26 09:37 | 編集
一人遊びに対する気恥ずかしさって、たぶん大人だけですよね。
「ひとり遊び」って言葉も大人が作ったものだし。
littleblueさん、さすが「元子供っ!」
子供って天才なのよ! 
風なら充分に一緒に遊べる。一緒だからちっとも淋しくない。
蟻とだって話せるし、水の気持ちもわかる。
そんな大人、たまにいますけどね。(笑)

お父様のお話、よくわかります。ほのぼのしちゃうなぁ。
昔渋谷で一人暮らしをしていて、表参道ただ歩くの好きだった。代々木公園で座ってるのも。(変な外人いましたけれど)
Posted by jasumin at 2006.03.26 07:37 | 編集
おはようございます!
夜更かしを通り越して朝に遊びに来てしまいました(笑)

一人遊び、私も好きです♪
ニャンと暮らしてからはできてないけど、一人旅も好き。
想像の世界に没頭するのも、時間を忘れるくらい好き。

一時期、私は一人が好きなんだと錯覚したこともありました。
一人の時間、好きだけど、それはまわりに人がいてくれるお陰なんですよね。
いつも誰かとつながっている・・・
そんな安心感があるから、一人の時間を愉しめる。
それに気付くまで、何年かかかりました(^^ゞ

話は変わりますが、こちらのブログ、リンクさせて頂きたいと思って・・・いいでしょうか?^^
Posted by ganba at 2006.03.26 06:02 | 編集
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