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2006.03.26

ひとり遊び

ひとりで遊ぶということには、
ちょっとした気恥ずかしさがある様に思います。
寂しさ、というか「寂しい」と周りから見られるんじゃないかという不安感。

昔、僕の父も東京で一人暮らしをしていました。
品川に住んでいた父は、休日になると、
ほんの少しの小銭を手に、新宿あたりまでよく散歩したらしいのです。
「新宿行って何するってわけじゃないけど。
 途中、公園で缶ジュースでも飲んで、
 新宿着いたら色んなもん見て、
 また歩いて帰って来る。それがお父さんの遊び。」
父が以前、そう話してくれたことがありました。
僕の思いとは裏腹に、ひとりで遊んでいたその頃を
楽しそうに語る父の口ぶりに「寂しさ」は感じられず、
「何かいいなぁ」って思いました。

gil.gif

カッコいい絵本って感じです、僕にとって。
なんせタイトルからして、
「ジルベルトとかぜ」ですから。
マリー・ホール・エッツ 作  たなべいすず やく

風と遊ぶ少年のお話。
風の声に呼ばれると、ジルベルトはいつも外へ飛び出していく。
風は大きくて強いから、
ジルベルトのことなんておかまいなしで、ただ吹き続けるだけ。
そんな風を「大きな相棒」に見立てて、向かっていくジルベルト。
遊ぶというよりはむしろ、風との一対一の真剣勝負。
たまには「かぜくん!」なんて話しかけたりしてるけど、
それよりもっと多くの言葉を、
ジルベルトは自分に向けて呟いているんだと思う。

風と遊ぶふりして、自分自身の「想像力」と遊んでいるんだ、本当は。
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Posted at 00:59 | 絵本 | COM(15) | TB(0) |
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